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角丸飾り

新着情報

[2011.07.01]

全国安全週間のアピール

全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という崇高な基本理念の下、「産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、一度も中断することなく続けられ、本年で84回目を迎えます。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、多くの人命が失われ、東北地方を中心に未曾有の甚大な被害となりました。未だ多くの方が避難生活をされているところであり、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

被災地が一日も早く安全に復興するとともに、働く人が仕事に働きがいを感じ、そのご家族が安心して暮らせる元気な日本を創る必要があります。

そのためには、産業界においては、企業を支えるのはそこで働く人であること、安全に働くことは企業の力の源泉であり家族が安心して暮らせる大前提であることを再認識し、労使が一体となって、家庭や社会と対話をしながら安全活動を展開していく必要があります。

このような観点から、平成23年度の全国安全週間は、「安全(あんぜん)は 家族(かぞく)の願(ねが)い 企業(きぎょう)の礎(いしずえ) 創(つく)ろう元気(げんき)な日本(にっぽん)!」をスローガンとして展開することとします。

労働災害の発生状況をみてみると、今なお、1,100人を超える尊い命が働く場で失われているとともに、労災保険新規受給者数は年間約48万人にも上っています。また、平成22年については、貨物トラックの交通事故、建設工事における墜落・転落、記録的な猛暑による熱中症などにより、前年に比べて死亡災害が大幅に増加している状況です。さらに、爆発災害やクレーンの転倒災害など一度に多くの働く人が被災する重大災害も増加しています。このような背景には、企業における安全への取組が停滞していることも懸念されます。

平成23年度の全国安全週間では、被災地で作業に従事される方の安全確保に取り組むとともに、日本のそれぞれの職場において、トップから第一線の現場に至るまで全員で日頃の安全活動を点検し、その取組をさらに前進させることとします。
(全国安全週間実施要領から)

北海道勤労者安全衛生センターは、産別や地域組織、労働福祉団体に呼びかけます。

H22年の北海道における労働災害死亡数は94名と前年比+25人、発生件数では6,392件、+95件と大幅に増加してしまいました。この全国安全週間を契機に職場総点検を実施して、KY(危険予知)や5S運動の強化、安全衛生委員会の活性化に取り組み、労働災害の防止を徹底しましょう。

また、労働災害は目に見えるものだけではありません。職場の仲間の様子に気を配り、積極的に共感と傾聴し、「一人で悩まず、電話相談に(011-209-2500)」を徹底しましょう。

2011年(平成23年)7月1日

NPO法人 北海道勤労者安全衛生センター



角丸飾り

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